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当面、社名は変更せず
東芝 EMI全株売却、音楽事業から撤退へ
  大阪夕刊 
東芝は14日、関連会社で音楽関連事業を手掛ける東芝イーエムアイ(EMI)の保有株すべてを共同出資している英音楽大手のEMIグループに売却、音楽事業から撤退すると発表した。英EMI側からの打診に応じた。保有株の譲渡額は210億円で、連結ベースで約130億円の売却益が発生する。来年9月までの売却を見込んでいる。

東芝EMIは音楽に関するコンテンツ(情報の内容)事業を運営してきたが、英EMIからの提案に応じてこのほど、株式の売却で合意した。

東芝は米原子力大手のウエスティングハウス・エレクトリックの買収や半導体生産の拡充に巨額の投資を集中的に実施する。このため、主力事業への資金と人をまわすことを優先させることにした。  

東芝EMIは「株式を売却後も東芝グループと協力関係を保っていきたい}としており、当面、社名は変更せず、今後も音楽中心に事業を運営する。また、東芝によると、株式売却は来年4〜6月中に行うため、「平成19年3月期の業績への影響はない」としている。

東芝EMIには東芝が45%出資、残りは英EMIグループが出資している。東芝EMIの平成18年3月期の売上高は466億円。

東芝EMIには、坂本九、松任谷由実、宇多田ヒカルらが所属している。



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