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「モタモタしてられない」
FLOW 「走ってきた」歩み、1枚に
  12月25日(月)  東京朝刊 by 安田幸弘
清涼感のあるメロディーが持ち味のFLOWが20日、ベストアルバムを出した。3年前にメジャーデビューして着実に飛躍してきた5人組。「走ってきたなあ」というKEIGOとKOHSHIの2人のボーカリストに、これまでの道のりを聞いた。

20日、ベストアルバムを出したFLOW

FLOWの名が広く知られ始めたのは、まだインディーズだった平成15年冬。海援隊の「贈る言葉」を、大胆に疾走感のある作風にカバーしたのがきっかけだった。カバーシングルは大ヒット、一躍脚光を浴びた。KOHSHIは「それ以来、(曲作りが)めちゃくちゃ変わりましたね。どうやって歌詞を伝えていくべきか、すごく影響を受けました」と振り返る。

ベストアルバムには、その「贈る言葉」から最新作まで計14曲を収録。約4年にわたるバンドの勢いが手に取るように分かる仕上がりだ。

ただ、これまでの歩みはけっして平坦(へいたん)ではなかった。昨年暮れにKEIGOが交通事故に遭い、全国ツアー最後の公演が中止となり、バンド活動も一時休止を余儀なくされた。

「ぽっかり心に穴が空いた感じで…。どこに向かっていいのかも分からなくなった。自分は首の痛みがあって歌えなかったし」とKEIGO。

だが、逆にアクシデントは結束力を高め、「みんなで素直に話し合い、メンバー同士の壁も取り払われた」(KOHSHI)という。今年6月には東京で復活ライブを開催、大勢のファンに元気な姿を見せた。

起伏に富んだ歩みを経験した5人が今後、どんな花を咲かせるのか、ファンの期待は膨らむばかり。KOHSHIは「もたもたしているとよくないので、オフェンシブ(攻撃的)に活動していきたいですね」と意気込みを見せた。



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