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73歳 
“ファンクの父”ジェームス・ブラウン氏死去
  速報 by 松尾理也/ロサンゼルス
「ソウルの帝王」と呼ばれた米ソウル歌手、ジェームズ・ブラウン氏が25日、アトランタの病院で死去した。73歳だった。AP通信が同日伝えた。死因は不明だが、週末に肺炎のため入院していた。

JBことジェームス・ブラウン氏、73歳で死去(AP、2001年撮影)

サウス・カロライナ州の貧しい家庭に生まれ、4歳で親類に引き取られてジョージア州に移った。車上荒らしで入所していた少年院で音楽に目覚める。

「ミスター・ダイナマイト」などさまざまな称号で呼ばれた。黒人の苦しみや悲しみを魂の叫びとして音楽で表現し、ファンクやラップなど新しい音楽ジャンルの誕生を促した。代表的なヒット曲に「セックス・マシーン」「アイ・フィール・グッド」「プリーズ、プリーズ、プリーズ」などがある。

一方で、酒と麻薬におぼれ警察ざたも少なくなかった。1988年には薬物使用のうえパトカーとカーチェイスを繰り広げて懲役6年の判決を受け、仮釈放されるまで2年半を刑務所で過ごした。98年にも薬物がらみで有罪となっている。

ロックの殿堂入りを果たしたほか、92年にはグラミー賞特別功労賞を受賞した。



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