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ニコラス・ケイジ主演
「ワールド・トレード・センター」全米で公開
8月9日(水) USA TODAY
米同時多発テロで崩壊した世界貿易センタービルを舞台に、テロから奇跡的に生還した男たちを描いた映画「ワールド・トレード・センター」(米国で9日公開)。

オリヴァー・ストーン監督

メガホンを取ったオリヴァー・ストーン監督は、「あの日、死の恐怖と戦い、それを乗り越えた人々の姿を記憶にとどめてほしい」と語る。監督には同時テロが政治問題として扱われてきたことへの違和感がある。

主人公は実在する港湾局警察官、ジョン・マクローリンさん(演じるのはニコラス・ケイジ)とウィル・ヒメノさん(マイケル・ペナ)。がれきの下から脱出した2人は、この映画の製作にあたってコンサルタントを務めた。

マクローリンさんは「完成度は高いと思う。ニコラスがどうやってあのときの感情をつかんだのかは分からないが、よく表現できていた」と話す。

ケイジは「ストーン監督作品で実在のヒーローを演じるプレッシャーは十分に承知していた」といい、「ジョン(マクローリンさん)の気持ちを完全に理解することはできない。何度も話を聴き、そのうえで自分だったらという想像力を重ね合わせた」と語った。

何かと物議を醸す作品が多いストーン監督だが、今回も例外ではなく、マクローリンさんらと行動しながら命を落としたドミニク・ペズロさんの妻ジャネットさんをはじめ、一部の遺族らは、映画公開は時期尚早と不満をもらしている。

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