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ジャック・ニコルソン入手も修復費かさみすぎで
マーロン・ブランド邸 取り壊し決まる
8月14日(月) 産経Web
【ロサンゼルス=松尾理也】米俳優、ジャック・ニコルソン氏(69)が、2004年7月に死去した故マーロン・ブランド氏のビバリーヒルズの邸宅を、いったんは手に入れたものの、修復に費用がかかりすぎることから、取り壊すことを決めたことがわかった。英紙タイムズがこのほどロサンゼルス発で伝えた。

ニコルソン氏はブランド氏の死去直後、邸宅を650万ドル(約7億5000万円)で購入。ブランド氏を偲んで建物の修復と保存を予定していたが、カビなどによる汚損が進んでおり、断念したという。2人は長年の友人で、隣人同士でもあった。

ニコルソン氏はまた、タイムズ紙に対し、ブランド氏の子供たちが同邸宅に住み続けられるようにと思ったが、子供たちは興味を示さなかったとも述べている。

ブランド氏は晩年、息子が起こした殺人事件の補償などで困窮。電気代すら払えなくなったため、敷地内の池にデンキウナギを放流したいと発言するなど、その落魄ぶりが話題を呼んだ。昨年には、代表作「ゴッドファーザー」の自筆の書き込みが入った台本が競売にかけられるなど、遺産のほとんどはすでに処分されている。

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