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映画「タラテガ・ナイツ/ザ・バラード・オブ・リッキー・ボビー」
米映画 注目の脇役はサシャ・バロン・コーエン
8月16日(水) USA TODAY
【ワシントン=USA TODAY(スコット・ボールズ)】この夏公開の映画は、個性豊かな脇役の演技が光っている。なかでも注目されるのは、カーレースNASCARを舞台にした「タラテガ・ナイツ/ザ・バラード・オブ・リッキー・ボビー」で、フランス人のゲイのレーサーを演じたサシャ・バロン・コーエンだ。

映画「タラテガ・ナイツ/ザ・バラード・オブ・リッキー・ボビー」のウィル・フェレル(左)とサシャ・バロン・コーエン
映画「タラテガ・ナイツ/ザ・バラード・オブ・リッキー・ボビー」のウィル・フェレル(左)とサシャ・バロン・コーエン


「スター・ウォーズ」のダースベイダー以来の「好ましいかたき役」とも評される。

映画プロデューサー、J・C・スピンク氏は「ヒストリー・オブ・ヴァイオレンス」で、たった9分の登場だったウィリアム・ハートをアカデミー賞助演男優賞候補に導いた。

「タラテガ・ナイツ」ではコーエンが主役のウィル・フェレルに猛烈なアプローチをかけるシーンがあるが、スピンク氏は「この夏一番の名場面。(コーエンの役は)この国で一番嫌われるタイプなのにどうしても憎めない。うまい」と称賛する。

テレビドラマ「隣のサインフェルド」などで名脇役として知られるスティーブ・アレンは「脇役は主演より自由がきく」という。また、テキサス大のデニス・メイハー助教授(演劇)は「いい役者は印象に残る脇役となり、主演より高い評価を得ている」と話している。

このほか、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」で海の悪霊を演じたビル・ナイ▽「ダ・ヴィンチ・コード」のイアン・マッケラン▽「クラークス2」のロザリオ・ドーソン▽「M:i:3」のフィリップ・シーモア・ホフマン▽「プラダを着た悪魔」のスタンリー・トゥッチ▽「マイ・スーパー・EXガールフレンド」のレイン・ウィルソン―の名脇役ぶりに注目したい。

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