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「イリュージョニスト」
ハリウッドもマジックブームに便乗
8月21日(月) USA TODAY
マジックがブームだが、映画でマジシャンを取り上げると売れるのだろうか―。マジック映画は今月18日に「イリュージョニスト」が封切り。10月には「プレステージ」が公開される。

「イリュージョニスト」のエドワード・ノートン(左)とジェシカ・ビール

興行調査サイト、ボック・オフィス・モジョのブランドン・グレー氏は「マジック映画は過去の例からしてあまり儲からない」と断言する。テレビでは有名マジシャンのデビッド・ブレインさん、クリス・アンジェルさんが大人気だが、「実際のマジックと特殊効果やセットを使った映画のマジックは違う」というのだ。 「イリュージョニスト」は、1900年代初めのウィーンが舞台。エドワード・ノートンが演じるマジシャンが王妃(ジェシカ・ビール)の心を奪い、調査官役のポール・ジアマッティがトリックを見破って2人の仲を裂こうとする。「プレステージ」では19世紀末のロンドンで火花を散らす2人のマジシャン(ヒュー・ジャックマン、クリスチャン・ベイル)が描かれる。

「映画の中でマジックで魅了するのは難しい。映画というもの自体が作り事だし、観客はマジックは特殊効果であることを承知しているから」とは「イリュージョニスト」のニール・バーガー監督。今回はマジックをやる側の人間性にスポットを当ててみたという。

「若手のポールとエドワードは私の世代でいうとロバート・デ・ニーロとアル・パチーノのようなもの。彼らの名演技が作品に真実味を与えてくれた」と同監督は語っている。

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