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米で人気の「スネークス・オン・ア・プレーン」
ヘビだって映画共演をきっかけに恋に落ちる?
8月23日(水) USA TODAY
無数のヘビが機内に放たれ大パニックに陥るスリラー映画「スネークス・オン・ア・プレーン」の主役は本物のヘビ。撮影に欠かせないのが熟練アニマルトレーナーだ。

8月15日、ニューヨークのハードロック・カフェで開かれた映画のプロモーション で、ヘビとポーズをとる出演のネイサン・フィリップ(右)と“ヘビ使い”のジュールズ・ シルベスターさん
8月15日、ニューヨークのハードロック・カフェで開かれた映画のプロモーション で、ヘビとポーズをとる出演のネイサン・フィリップ(右)と“ヘビ使い”のジュールズ・ シルベスターさん


今回担当した爬虫(はちゅう)類専門家、ジュールズ・シルベスターさん(55)はケニア育ち。16歳でヘビの扱いをマスターした。以来、撮影に参加した映画は337本にのぼる。

出演したヘビの中でも主役級の“女優”はビルマニシキヘビの「キティ」。体長約5メートル、体重約90キロで、照明器具を破壊し、チワワを呑み込み、態度の悪い乗客に巻きつく。

ただ、実際に乗客を襲う毒ヘビはゴム製やCGで本物は3分の1程度。コブラやガラガラヘビといった独特な種類以外は、毒ヘビに似た無毒のヘビで代用した。

シルベスターさんによると、ヘビが脅威やエサの存在を感じると牙をむくというのは間違いで映画ではそういう“やらせ”をしないよう忠告したそうだが、「むだだった」。刺激されなければ後ろから襲うこともなく、温かく暗い場所を探しすぐ眠ってしまうという。

「一般人がヘビに熱狂するのはヘビをよく知らないからだが、知れば知るほどとりこになる」と話す。

9週間半に及んだ撮影中には、恋に落ちるヘビもおり、シルベスターさんは終了後、50匹以上多いヘビを持ち帰ることになったという。

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