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ジェイデン君自ら「やりたい!」
「幸せのちから」でウィル・スミス親子が初共演
12月5日(火) by USA TODAY
【デトロイト=USA TODAY(テリー・ローソン)】ウィル・スミス(38)の最新作「幸せのちから」(15日全米公開)は、実業家クリス・ガードナーさんの実話に基づいたサクセスストーリー。出演を決めたのは「米国の精神を象徴するような物語だったから」とスミスは話す。

ウィル・スミスとジェイデン(左手前)。娘のウィローちゃん、妻のジェイダ・ピンケット・スミスと

ガードナーさんはサンフランシスコでセールスの仕事がうまくいかず、息子とホームレスになった後、一流証券会社の無給インターンとなり、地下鉄の駅のトイレなどで寝泊まりしながら勤務。正社員となって成功を収め、現在は自身の証券会社を経営する。

スミスは「トーマス・ジェファソン(第3代米大統領)は市民に『生命、自由、幸福の追求』を約束した。だが、それはわれわれが幸せになるのは当たり前、政府がそれを保証するという意味ではない。幸せを追求する機会が与えられているというもの。クリスはその体現者だ」と語る。

映画の筋書きはガードナーさんの著作(映画と同名)に沿っているが、息子の年齢が実際には当時2歳だが、映画では5歳と異なる。演じるのはスミスの息子、ジェイデン・スミス(8)。映画初出演で、親子初共演が実現した。

スミスの台本をジェイデンが見て自分でやりたいと言い出し、オーディションを受けた。スミスは現場で役者業の現実を教えるため手は貸さず、遠くから見守っていただけだという。

たった1つのおもちゃのぬいぐるみをなくして泣くシーンで、ジェイデンはなかなか泣けなかった。「親が裕福で、おもちゃに困ったことなどないから、気持ちが理解できなかったようだ。撮影が終わったら『パパ、これからはコメディーだけやるよ』と言ってきた」とスミスは苦笑いだ。

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