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映画「ドリームガールズ」
夢をかなえたジェニファー・ハドソンに注目
12月12日(火) by USA TODAY
【ニューヨーク=USA TODAY(スーザン・ウロズーニャ)】芸能界は移り変わりの激しい世界。身をもってこれを体験したといえるのが、映画「ドリームガールズ」(25日全米公開)のエフィー役でオスカー獲得の呼び声が高いジェニファー・ハドソン(25)だ。

ジェニファー・ハドソン

ハドソンは2004年、人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」に参加。辛口審査員のサイモン・コーウェル氏に「力不足」と切り捨てられたが、その後「ドリームガールズ」のオーディションを受け、782人の中からエフィー役をつかんだ。

「ドリームガールズ」は1960年代を舞台に歌手を目指すエフィー、ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の3人組が挫折を経験しながらスターダムを駆け上がっていく物語。80年代に大ヒットした同名のブロードウェーミュージカルの映画版で、ニューヨークでの試写会ではハドソンが歌うエフィーの名曲「エンド・アイ・アム・テリング・ユー・アイム・ノット・ゴーイング」にスタンディングオベーションが起こった。

シカゴの貧困地区で生まれ、7歳の時に教会で歌い始め、クルーズ船のエンターテインナーとして働きながら夢をかなえたハドソン。ローリング・ストーン誌に「目の表情だけで泣かせる素晴らしい演技。歌声は劇場の屋根が吹っ飛ぶほど驚異的」と絶賛され、共演のノウルズも「ジェニファーの歌に泣かされた。だれが見ても彼女はスター」と太鼓判を押す。

だが、ハドソンに浮かれた様子はない。「クリスマスに欲しいものはシカゴの実家で過ごす時間」と話し、一時は自分の夢を絶ったコーウェル氏に対しても「もしオスカーをもらったら感謝の意を述べたい。彼が私の闘争心に火をつけてくれたから」と謙虚だ。

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