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来年「西遊記」、「HERO」でホクホク?
東宝 今年の興行収入、過去最高の590億円
12月14日(木) 東京朝刊
東宝は13日、今年の自社映画の興行収入(興収)が累計約590億円に達し、過去最高になるとの見通しを発表した。500億円超えは平成16年以来3年連続。邦画が洋画を圧倒した今年の映画興行界を象徴する数字といえそうだ。

東宝によると、11月末の時点で興収は約559億5000万円。12月公開の作品を含めると590億円前後になる見通しという。同社は今年27本の新作を上映。興収100億円以上のヒット作はゼロだったが、興収20億円以上が10本あった。興収1位は「ゲド戦記」で約76億5000万円、2位は「LIMIT OF LOVE 海猿」で71億円、3位は「THE 有頂天ホテル」で60億8000万円だった。

同社では「今年はワインでいえばビンテージ・イヤー。作り手が面白いと思ってのびのび作った作品がお客さまにがっちり受け止められた。この勢いが長く続いてほしいが、来年こそ勝負の年」と気を引き締めている。

同社では来年「西遊記」と「HERO」というフジテレビの人気ドラマの映画版の公開を予定しており、勢いはしばらく収まりそうにない。

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