渡辺謙　スターの風格、堂々会見

5月11日(木)　東京朝刊

俳優の渡辺謙（４６）が１０日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見を行った。

ニューヨーク・タイムズ紙、フォーブス誌など世界各国の外国人記者が集う同協会に日本人俳優が招かれるのは、昭和３３年の故三船敏郎、平成１６年の池部良以来３人目。「ラスト　サムライ」「ＳＡＹＵＲＩ」などに出演しハリウッド・スターの風格漂う渡辺は、英語の質問にも臆（おく）せずジョークを連発し、度々会場を沸かせた。

映画初主演作にしてエグゼクティブプロデューサーも務めた１３日公開の「明日の記憶」について、「忍者もサムライも出ない映画を外国に持っていきたいとプロデューサーとして思う」などと語り、海外配給に意欲を見せた。