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観客動員はネット宣伝
先週末の米映画 興収1位はノーマークのコメディー「Borat」
11月10日(金) by USA TODAY
【ロサンゼルス=USA TODAY(スコット・ボールズ)】先週末の米映画興行収入成績(3―5日)は、英俳優サシャ・バロン・コーエンが主演のコメディー「Borat」(20世紀フォックス)が2650万ドル(約30億5000万円)を売り上げ、公開1週目で1位になった。

10月30日、テレビショーに出演するため、ニューヨークにやってきたサシャ・バロン・コーエン

837劇場と主要映画の3分の1程度の公開規模であることを考えれば、驚くべき数字で、調査会社ニールセンEDIによると、1000未満の劇場で封切られた映画では、最高の売り上げ。アニメ「マウス・タウン/ロディとリタの大冒険」(3位)に期待していたパラマウントのドン・ハリス部長は「だれも予想しなかった結果」と語る。

「Borat」は米国を訪れたカザフスタン人ジャーナリストを描いたドタバタ劇。主演のコーエンは映画「タラデガ・ナイツ」に出演。HBOで放送された「アリ・Gショー」のアリ・G役でも人気を集めたが、「大ヒットした番組ではない」とフォックスの配給担当者、ブルース・シンドラー氏も首をかしげる。

カンヌ、トロント両映画祭でのPR、インターネットのマイスペース会員限定試写会、動画サイト、ユーチューブでの宣伝などが、観客を動員した要因として考えられる。

「Borat」の人気は中西部でも手堅く、フォックスでは上映を2200劇場に拡大することにしている。

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