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仰天変身、そしてホロリ
「椿山課長の七日間」西田敏行に聞く 
11月10日(金) 東京朝刊 by 岡田敏一
突然死した働き盛りの中年サラリーマンがモデル級の美女となって3日間だけ現世に戻り、家族の秘密や親子の愛情などに触れる感動作「椿山課長の七日間」(河野圭太監督)が18日から、公開される。主人公のサラリーマンを演じた西田敏行は「結末まで観客をひきつける良い作品です。誰もが結末をどう落とすか気になるところですが、最後まで見れば必ず納得してもらえますよ」とPRした。

主人公のサラリーマンを演じた西田敏行さん(撮影・岡田敏一)

百貨店に勤める椿山課長(西田)はバーゲンセールの真っ最中、脳出血で亡くなる。残した家族や仕事が気がかりで仕方ない彼は、天国と地獄の中間地点にある「中陰役所」で3日間だけ現世に戻ることを許される。

しかし姿は、生前とは似ても似つかぬモデル級の美女、和山椿(伊東美咲)で、だれも気づかない。彼と同様に現世に戻ったヤクザの親分(姿はイケメンの美容師)らとともに家族やゆかりの人々を訪ね歩く…。

浅田次郎の同名小説が原作。「良く書かれている脚本で面白い。死後の人間のドラマや死後の世界がよくできている」と感じ、出演を決めた西田だが、死後の自分を美女の伊東が演じると知ったときは驚いたという。

「『うわー、おれが美咲ちゃんになるの?』って(笑)。女性になるとしても自分に近いキャラだと思っていたんですが、まさかあんなにキレイな人になるとは。でも彼女にとっては(出演は)リスキーだったと思うよ」と笑う。

しかし、伊東はこの作品で新境地を開拓している。セーターの襟元を引っ張って自分の胸をのぞき込み、自分が女性に変身したことを確認する場面や、日常生活でのオッサン的な立ち居振る舞いはけっこう笑える。

西田も「僕は突出したキャラではなく、仕事や家族が生きがいという平均的な日本の課長を演じるよう心がけましたが、彼女は自身が楽しみながらも、素晴らしい演技を見せてくれた」と手放しで評価する。

作品については「天国のビジュアルが気に入ってます。建物にほとんど屋根がない感じで、そこに覆いかぶさるように緑が広がっている。僕が頭で想像する天国がうまく視覚化されている」。

河野監督とはフジテレビ系ドラマ「白い巨塔」(03〜04)で一緒に仕事をしており、「戸惑いはありませんでした。役者にとって居心地の良い監督ですよ」と振り返る。

来年には、ハリウッドの人気若手女優ブリタニー・マーフィと共演する「ラーメンガール」が公開される。渡辺謙や真田広之らに続いて世界を舞台に活躍する日も、近いかもしれない。

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