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南仏のブドウ園を舞台にラブコメ
「グラディエーター」のタッグ再び
11月15日(水) by USA TODAY
【トロント(カナダ)=USA TODAY(スーザン・ウロズーニャ)】「グラディエーター」でオスカー5部門を制したリドリー・スコット監督(68)とラッセル・クロウ(42)が「ア・グッド・イヤー/プロヴァンスからの贈り物」で再タッグ。古代ローマを舞台にしたスペクタル活劇から一転、今回は南仏プロヴァンスのブドウ園を舞台にしたラブコメディーだ。

トロント映画祭で「ア・グッド・イヤー/プロヴァンスからの贈り物」をPRするラッセル・クロウ(左)とリドリー・スコット監督(中央)

作品PRでトロントを訪れた2人。クロウは撮影はプロヴァンスで夏から紅葉の時期にかけて行われたと言い、「木々の色の変化が本当に美しかった」と振り返る。

スコット監督はワイン園付きの別荘を所有するほどのワイン好き。撮影中に2人が飲んだワインの量について、同監督が「撮影でなければ1日1本のペースで飲みたかった」と話せば、クロウは「郷に入っては…というよね」と切り返し、息はぴったりだ。

過去にもコメディーを経験しているクロウだが、「今回は特別。水と勘違いして肥だめのプールに飛び込むシーンもある。グラディエーターの(無敵の剣士の)役と同じくらいの力仕事だったよ」と笑った。

クロウは叔父から相続したワイン園を訪れ、スローライフの良さに気づく金融トレーダーという役どころ。だが、スコット監督は「スローライフを勧める作品ではない。仕事も大切。楽しんで続けなければならない」と語る。

この日のクロウの装いは、自身が母国オーストラリアで所有するラグビーチームのエンブレムが付いたスウェット。表情もくつろいでいて、昨年、電話が通じないと腹を立て、ホテル従業員に電話機を投げつけた事件を起こした人物とは思えない。その後は「あまりホテルは使っていない。ロケでは一軒家に滞在している」そうだ。

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