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モーションキャプチャーで表現
映画のペンギンは“タップの神様”セヴィアン・グローバー
11月24日(金) by USA TODAY
【ワシントン=USA TODAY(スーザン・ウロズーニャ)】人気のアニメ映画「ハッピー・フィート」の主人公マンブルは、スクリーンですばらしいタップダンスを披露する。それもそのはず、マンブルの動きは、タップダンスの第一人者、セヴィアン・グローバー(33)の動作をモーションキャプチャーで再現したものなのだ。

セヴィアン・グローバー

グローバーは10歳のとき、ブロードウエーのミュージカル「タップ・ダンス・キッド」でデビュー。「ノイズ&ファンク」でトニー賞を獲得した。ジョージ・ミラー監督の誘いを、「とてもうれしかった。動物の動きをやってみたかった」と快諾した。

モーションキャプチャーはカメラが人間の自然な動作を、体中につけたセンサーを追うことでとらえ、コンピューター処理して映像化するもので、映画「ロード・オブ・ザ・リング」のキャラクター、ゴラムの動作にも使われている。

「ハッピー・フィート」では、黒いボディースーツ姿のグローバーが体に40のセンサーを取り付け、60のカメラの前で、マンブルの動きを演じた。グローバーはこれに先立ち、振付師のケビー・アリーさんのもとでペンギンの動きを練習した。

「気持ちを切り替えた。ペンギンは右手と右足、左手と左足を同時に出す。他の鳥みたいに首を突き出すことはなく、ゆらゆらさせながら回すんだ。ペンギンになるまで何時間もケビーに歩き回らされた」とグローバー。

映画の出来栄えはどうか―。「ダンスはたくさんの先輩に習い、グレゴリー・ハインズ(故人)にも動作を学んだ。そのハインズの動きをいまペンギンがやっているよ」と大満足の様子だった。

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