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映画「フォー・ユア・コンシダレーション」
独力で美容整形 米女優、キャサリン・オハラ
11月29日(水) by USA TODAY
【トロント=USA TODAY(スーザン・ウロズーニャ)】ハリウッド映画の舞台裏をシニカルに描いたコメディー映画「フォー・ユア・コンシダレーション」でマリリン役を演じるベテラン女優、キャサリン・オハラの名演技が話題だ。9月に行われたトロント映画祭ではスタンディングオベーションを受け、オスカーの呼び声も高い。

キャサリン・オハラ=9月のトロント映画祭で

輝きを失った女優マリリンを演じたオハラは、作品のなかで美容整形をした顔を披露。しわを取るボトックス注射を受けたかのように若返っているが、実際はオハラの顔の芝居によるものだ。

「ドッグ・ショウ!」(2000年)、「みんなのうた」(03年)でもオハラを起用したクリストファー・ゲスト監督は「キャサリンはわざとらしいからと特殊メークを断り、自分でやると言い出した。“あの顔”を作るのには相当な労力が必要。1回3分しか持たないが、素晴らしい演技だった」と語る。

歯はつけ歯を使用し、唇はメークの力を借りてぷっくりとさせているが、あとは自前。「体の筋肉は自分の意思で自由に動かせる。顔だってやろうと思えばできる」とオハラ。どこへ行っても「どうしたらあの顔になれるのか」と聞かれるそうで、「何も使わないで若返る方法の先生になろうかしら」と笑う。

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