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「デス・オブ・ア・プレジデント」トロント映画祭で上映
“米大統領暗殺”映画 反応はいまいち
  USA TODAY
【トロント(カナダ)=USA TODAY(ハーラン・ジェーコブソン)】開催中のトロント映画祭で10日、ブッシュ大統領暗殺を想起させる「デス・オブ・ア・プレジデント」(大統領の死)が上映され、多数が鑑賞につめかけたが、終了後の拍手はまばらだった。

映画は2007年10月19日、シカゴを訪れた「大統領」が経済団体を相手にスピーチを行う。会場の外では抗議のデモ。スピーチを終えた大統領は車に乗り込もうとして暗殺され、シリア系の男性に嫌疑がかけられる―というものだ。

ブッシュ大統領の今年初めの実際の演説シーンが挿入されているほか、「大統領」にはブッシュ氏の顔が合成して張り付けられている。米国の横暴ぶりを批判する内容となっている。 

英国のテレビディレクター、ガブリエル・レンジ氏が製作。レンジ氏は「これはブッシュ大統領を攻撃するものではなく、現在想像し得る1つの将来像を描いたドキュメンタリーふうのフィクション」と説明。「架空の大統領では観客の反応はまったく違うものになるだろう」と語った。

米国での上映予定は今のところない。

映画祭主催者側のノア・コーエン氏はこの作品を上映したことについて、「世界に衝撃を与える作品を上映しないわけにはいかない。革新的で創造的な作品。映画祭は議論の場でもある」と話している。

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