巡行本番向け鉾建て始まる　祇園祭

7月10日(月)　大阪夕刊

１７日に行われる祇園祭の山鉾(やまほこ)巡行に向け、鉾を組み立てる「鉾建て」が１０日始まり、蒸し暑い陽気の中、職人らが木材を手際よく組む様子に通行人らが見入った。


３２基の山鉾のうち長刀(なぎなた)鉾、函谷(かんこ)鉾、月鉾、鶏鉾、菊水鉾の５基の組み立てを開始。釘(くぎ)を使わず荒縄で木材を固定する「縄がらみ」という伝統技法を使い組み立てた。

このうち函谷鉾は午前７時から作業が始まり、鉾の土台部分となるやぐらが徐々に組み上がっていった。鉾、山建ては数日がかりで行われ、１４日にはすべての山鉾が完成するという。