足湯居酒屋「極楽食堂」
神戸に新登場 足湯で一杯
7月31日(月) 大阪夕刊 by 渡守麻衣
店内に入ってまず目を引いたのは、15メートルほどのカウンターに沿って設けられた水深20センチほどの足湯コーナーだった。若い女性から年配まで幅広い年齢層に人気で、店の一角を占める足湯コーナーは週末は予約で埋まる状態だという。

年中、足湯につかりながら、美容と健康を考えた料理を楽しめる=神戸市中央区の「極楽食堂」
年中、足湯につかりながら、美容と健康を考えた料理を楽しめる=神戸市中央区の「極楽食堂」
神戸市中央区の三宮に昨年12月オープンした足湯居酒屋「極楽食堂」。「足湯は温度管理がもっとも難しい」と話すのは店長の山田信也さん(23)。試行錯誤を繰り返し、季節ごとに1度ずつ水温を変化させている。

店を開くときのコンセプトは「女性の美容と健康」。企画を進めていくうちに足湯というアイデアが生まれた。足湯以外にも5種類の薬膳スープを使った鍋や、突き出しにコラーゲンやヒアルロン酸など12種類のサプリメントを用意している。

メニュー表も「魚料理」「揚げ物」「ご飯もの」といった料理の種類別ではなく、「ダイエットに効くレシピ」や「素肌美人になるレシピ」と目的ごとに分けている。お酒のメニューには黒ごまの焼酎やトマトの焼酎、ゆずの焼酎など体によさそうな健康志向の種類が並ぶ。また、8月7日からは沖縄料理を加えて夏バテ防止のメニューをそろえる予定で、さまざまなところに美容と健康を考える店ならではのこだわりがうかがえる。

来店していた神戸市中央区のアルバイトの女性(23)は「おいしいものを食べながらこんな街中で気軽に足湯に入ることができ、美容にもいいのでいいことずくめ」と話していた。

露天風呂につかりながら日本酒を傾けるぜいたくはそう味わえるものではないが、足湯につかりながらの一杯もまたおつなものではないか。

問い合わせは同店(TEL078・392・5201)。 

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