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38の景観 送り火、清水舞台…
京都の景観に保護規制 借景も対象 
  東京朝刊
清水の舞台から見下ろす町並みや大文字の送り火など、京都を代表する景観の保全策を検討する京都市の審議会が6日開かれ、答申案をまとめた。38の景観を選び、建築物の高さや広告物の規制などを求める内容。眺望や借景も対象としたのが特徴で、東京都や金沢市にも例があるが「これほど広域なのは初めて」(京都市)という。

古都の夜空を焦がす五山の送り火も保全策の対象=8月16日、京都市右京区(撮影・塚本健一)

近く市長に答申し、市は平成19年度中に新たな景観対策を実施する。

審議会はこれまで約600の候補をリストアップ。その中から世界遺産周辺や市街地と近接した緊急性の高い景観を選び具体策を検討してきた。

選ばれたのは「清水寺や金閣寺、桂離宮などの境内」「産寧坂付近の通り」など。「賀茂川右岸から『大文字』」「鴨川から東山」といった眺める場所と対象となる景観を結ぶ領域でも規制強化を提言している。

具体的には、高さ規制や屋上の緑化、町並みに合うデザインの導入や屋外広告物の規制強化などを求めている。



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