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最終利益4億4000万円
ミクシィ初の決算発表 会員数600万人
11月11日(土) 東京朝刊
9月に東証マザーズに上場したソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)最大手のミクシィは10日、初の決算発表を行った。平成18年9月中間期の売上高は19億4700万円で、最終利益は4億4000万円だった。通期では売上高47億8900万円、最終利益9億8600万円を予想している。  

主力事業のSNS「mixi」の9月末時点の会員数は600万人で、パソコンからの月間閲覧数は70億ページ、携帯電話経由が16億ページ。この日本最大のSNSサービスの半年間の売上高は12億8198万円で、87・4%が広告収入、12・6%が会員料収入となっている。

ミクシィは9月14日の上場日の翌日に312万円の初値をつけ、時価総額は2233億円に上った。だがその後、ファイル交換ソフトによる個人情報が特定される事態や、システムの不具合が発生。世界最大のSNS「マイスペース」の日本上陸も重なって株価は下落傾向にあり、10日の終値は219万円と上場時に比べて約30%下落している。

記者会見した小割洋一取締役は今後の展開について、SNSで実名を公開するレベルを選択できる機能を12月初旬に付け加え、個人情報管理機能を強化するとともに、携帯電話向けSNSサービスの開拓を狙い、12月4日から機能アップを図ることを明らかにした。

一方、招待なしに誰でも参加できるマイスペースについては、「脅威だが、それによって(自社の戦略が)ぶれることはない」とし、これまでと同様、招待制を維持して会員同士のコミュニケーションを充実させるサービスに力を入れる考えを示した。



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