産経Webへ戻る
ENAKってどういう意味? | お知らせ | 新聞バックナンバー購入 | 問い合わせ | リンク・著作権 | MOTO | 産経Web
ロシア人飛行士
史上最長ティーショット 宇宙空間で挑む
  東京朝刊
【ワシントン=共同】国際宇宙ステーションに滞在しているロシア人のチューリン宇宙飛行士が22日、宇宙遊泳中に特製のゴルフボールを使って「史上最長」のティーショットに挑戦する。17日付のUSA TODAY紙が伝えた。

国際宇宙ステーションからゴルフボールを打つ飛行士の想像図。中央の矢印はボールが飛ぶ方向(NASA提供)

カナダのゴルフクラブ製造会社の企画で、ロシア側に払う謝礼の金額は明らかにしていない。ロシア側はボールが3年半にわたって地球を周回すると予測。一方、米航空宇宙局(NASA)はわずか3日間で大気圏内に落下するとしている。

チューリン飛行士は厚い宇宙服のために両手ではなく片手でショットする予定。元アイスホッケー選手だった同飛行士は昨年夏、有名プロからレッスンを受けたほか、地球から数百キロ離れた宇宙船内で練習を積んできたという。

通常の十数分の1の重さのボールを使う。必要なら別の飛行士が体を支えた上でチューリン飛行士がショットする。

宇宙では小さな物体でも衝突すれば、宇宙船などに重大な損傷を与える可能性があり、NASAは当初、慎重だった。専門家が検討した結果、ボールはすぐ落下し、危険性はないと判断した。

過去には1971年にアポロ14号の故シェパード飛行士が月面でゴルフのショットをしたのが有名。



産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
(C)2006.The Sankei Shimbun All rights reserved.

ここは記事のページです