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3話完結で小気味よい展開
短い連ドラはお好き? TBSが実験的に12月限定放送
  東京朝刊 by 松本明子
実験的な連続ドラマが始まる。TBSは放送中の「セーラー服と機関銃」終了後、12月に同じ枠で3話完結のドラマを放送する。一部を除き、連ドラの視聴率が低迷を続けるなか、10〜13話という長さが一因と指摘する声も上がっている。中だるみ感をなくし、一気に見せる手法。民放各局にも波及するだろうか。

3話完結という新しい試みを行うTBSドラマ「笑える恋はしたくない」

TBSとしては初の試みとなる新番組「12月限定 金曜ドラマ」。題名は「笑える恋はしたくない」。12月1日から3週連続で午後10時から放送される。

これまで2時間以上の2〜3夜連続スペシャルといったドラマはあった。また、NHKで3〜5話で終了する連ドラは見られるが、民放では珍しい。プロデューサーの鈴木早苗は「高い視聴率をとって、いい前例にしたい」と話す。

「『渡る世間は鬼ばかり』のように長くやることで効果が出るものもあるし、『古畑任三郎』のようにキャラクターが立っているものなども長くやった方がいいと思います。昔はドラマといえば、2クール(26話)があたりまえでしたが、それが1クール(13話)から現在は10、11話が主流になった。(11月で終了する)『セーラー服−』が7話で、今回が3話。実験的な意味合いが強いドラマです」

「笑える−」は、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代と、次長課長の河本準一がダブル主演するラブストーリー。「ブスの瞳に恋してる」の作者である放送作家、鈴木おさむがクリスマス直前に巻き起こる笑いと涙の物語を3話に凝縮させた。

編成局担当部長の伊佐野英樹によると、夏前に制作で企画を募集。7、8本あがり、社内コンペにかけたという。「もともと『セーラー服−』が原作を引っ張れないことで7話に決まり、そのあとをどうしようかというところから話は始まりました。基本的にドラマの本数が決まるのは、その内容を検討した上のことで、放送時期も重要。今回は12月という季節感も大切に考えました」

今回の試みが成功すれば、ドラマの話数は今後減っていくのだろうか。

「3カ月が主流になったのは、まず役者さんのスケジュールが取れなくなった。次に各局が4、10月という期末期首の視聴率戦争が拡大して、特番に力を入れるようになったから」と伊佐野。6本ずつ12本など、今後もドラマの形態を模索していきたいというが、「要は中身の問題。恋愛ものでも、提示の仕方を時代に合わせていかないと視聴者にあきられる」と目線は厳しい。

お笑いの2人がクリスマスの季節に作り上げる恋愛ドラマ。デパートのエレベーターガール役のしずちゃんは「別名『恋愛ターミネーター』って呼ばれてますぅ。99回ふられても100回目でうまくいくと信じて何度も立ち上がる強い女性です」、ケーキショップ店長兼パティシエ役の河本は「格好いい俳優さんばかりが出ているドラマは現実味がない。不細工な男と女が恋愛するとリアルだし、2人がいい恋愛できれば、世間の人たちも頑張ろうと思うでしょ!?」と笑わせる。3話だけに小気味よい展開が期待できそうだ。



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