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犯罪前までの舞台を追う
現役FBI職員がアドバイス 犯罪ドラマ「クリミナル・マインズ」
   by USA TODAY
【カルバーシティー(カリフォルニア州)=USA TODAY(ビル・ケベニー)】CBSの犯罪捜査ドラマ「クリミナル・マインズ」がテレビ評論家の予想に反して好調だ。9月に第2シーズンの放送がスタート、平均視聴者数は1680万人と先シーズンより26%増え、裏番組の大ヒットドラマ「ロスト」(NBC)を超えた回もある。

撮影の合間にテーブルサッカーを楽しむマンディー・パティンキン(中央)とアドバイザーを務めるFBI職員ジム・クレメンテ氏(手前)

ヒットの要因の1つは斬新な構成。犯罪ドラマは事件発生、捜査、犯人逮捕と展開するパターンが多いが、「クリミナル・マインズ」は事件が発生するまでのハラハラドキドキを描く。

連邦捜査局(FBI)の行動分析課(BAU)のチームが殺人、放火、レイプなど再犯の可能性が大きい事件の犯罪者の行動パターンを割り出し、危険にさらされた人を事件に巻き込まれる寸前で救出する。ストーリーが1話完結形式のため、毎週見なくても楽しめる点もうけているようだ。

「先日の放送では女性ばかりを狙うハンサムな殺人者を追いかけた。犯罪者の心理、犯罪に巻き込まれてしまう人の心理は興味深い」とは、BAUのリーダーを演じるトーマス・ギブソン。元警察官の経歴を持つエグゼクティブ・プロデューサーのエド・バーネロ氏は「毎回、実際に起きた事件をヒントにストーリーを作っている」と語る。

BAUチームがテロを阻止するためグアンタナモ米軍基地の収容者の行動分析を行う回では、現役のFBI職員、ジム・クレメンテ氏が筋書きのアドバイザーを務めた。同氏と親しくなったジェーソン役のマンディー・パティンキンは「ジムはBAU時代に助けたある少年の写真を常に持ち歩いている。彼の人柄、優しさ、問題意識の高さには感心させられる」と話した。



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