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日大医学部講師の研究結果
寝酒でかえって不眠誘発? 
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寝酒をすると夜中に目が覚める可能性が高くなる−。日本大医学部社会医学講座の兼板佳孝講師(睡眠疫学)が28日、都内でこんな研究結果を発表した。兼板講師は「眠ろうと思って酒を飲むことは、かえって不眠を誘発する可能性が示唆された」としている。

研究は、旧厚生省が平成12年に実施した保健福祉動向調査結果を利用。20歳以上の男女計約2万5000人分の睡眠やストレスに関するデータを解析した。

1週間に1回以上寝酒をする習慣がある人は男性48%、女性18%。寝酒をする人の割合が最も高いのは男性は55−59歳、女性は40−44歳だった。

「寝付けない」「夜間に目が覚める」「早朝に目が覚める」といった不眠の症状と、寝酒との関係を多変量解析と呼ばれる方法で調べたところ、「夜間に目が覚める」と寝酒との間に有意な関連があることが分かった。

うつ状態と睡眠時間との関連についても調査。睡眠が「7時間以上8時間未満」が最もうつ状態の人の割合が低く、7時間より短くなればなるほど、8時間より長くなればなるほど、うつ状態の人の割合が高かった。



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