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「産した女性だけを母親」
向井亜紀さんさんの双子男児 生届受理不服 法務省指示
  東京朝刊
タレント、向井亜紀さん(41)と元プロレスラー、高田延彦さん(44)夫妻が米国人女性に代理出産を依頼して生まれた双子の男児をめぐり、東京都品川区に出生届の受理を命じた東京高裁決定を不服として、法務省は5日、最高裁に抗告するよう同区に指示する方針を固めた。

当事者は品川区だが、戸籍法は戸籍事務の処理に関して必要がある場合は、法務省側が市区町村に指示できると規定しており、同区は従うとみられる。

関係者によると、法務省は出産した女性だけを母親とする立場を堅持しており、検討の結果、最高裁の判断を仰ぐ必要があるとの結論に達した。憲法違反などの特別抗告理由が見当たらないため、法令解釈上の重要な問題が含まれていると高裁が認めた場合に許される「許可抗告」の形を取ることになる。

品川区は期限の10日までに手続きをする。

9月29日の東京高裁決定は「日本で夫妻の子と認められないと、双子は法律的に受け入れる国がない状態が続く。夫妻と双子を親子と認めた米国の確定裁判を承認しても公序良俗に反する要素は見当たらず、子の福祉を優先すべきだ」と判断した。



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