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120人が行列
“お家騒動”の一澤帆布が営業再開  
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相続をめぐる“お家騒動”で兄弟が分裂、3月から休業していた人気かばん店「一澤帆布工業」が16日、京都市東山区の旧店舗で営業を再開した。

営業を再開し、多くの人で込み合う一澤帆布の店内=16日午前、京都市東山区(撮影・塚本健一)

大通りをはさみ斜め向かいには、騒動で解任された前社長が四月に新ブランドの店をオープンしており、兄弟の競争が注目を集めている。

この日再開した一澤帆布は、故一澤信夫前会長の長男、信太郎氏(61)と四男、喜久夫氏(55)が経営。旧店舗の全従業員が三男の前社長信三郎氏(57)の「一澤信三郎帆布」に移ったため、従業員を一新し生地などの仕入れ先も変更。生産は以前の4分の1程度で、当面は平日のみ営業する。

午前10時の開店前には約120人が列をつくった。一番乗りし、午前6時から並んだ京都市左京区の松田浩杜さん(37)は、バッグなど4点を購入。「種類があるうちにいいものを買いたかった。頑丈そうだし、デザインもシック」と満足そうに話していた。



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