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「健康日本21」の中間実績値を公表
成人男性3割肥満 
  東京朝刊
厚生労働省は17日、厚生科学審議会の部会で、国民の健康づくりの指標である「健康日本21」の中間実績値を公表した。成人男性の肥満者は29%で、目標値の倍近くになっており、厚労省は「中高年男性は、食事と健康にもっと気を配ってほしい」としている。

健康日本21は平成12年に策定。22年までの健康づくりの数値目標を掲げており、厚労省は、中間年に当たる昨年から中間実績値をまとめていた。今回の数値は、16年の国民健康・栄養調査などで判明した調査結果から算出した。

栄養と食生活では、体重を身長の二乗で割った体格指数(BMI)が25以上の肥満者の割合は、20〜60代男性で29・0%。12年の基準値24・3%より増え、22年の目標値(15%以下)の倍近くに達した。一方、40〜60代女性の肥満者の割合は24・6%で、12年の25・2%より減った。

成人の野菜摂取量(目標値1日当たり350グラム以上)は同267グラムで、12年の同292グラムより減少。牛乳や豆類の摂取量も同様に基準値より減った。朝食欠食者の割合は、中学生、高校生、20代男性、30代男性とも増えている。特に30代男性の増加が目立った。

心の健康面では、ストレスを感じた人の割合は62・2%で、12年の54・6%より増加。睡眠のため補助品やアルコールを使う人も17・6%いる。

運動面では、成人の1日の歩数は男性が7532歩、女性が6446歩で、いずれも減少。たばこについては、分煙実施率が公共の場でおおむね100%だったのに対し、職場では55・9%と、分煙が進んでいない実態がうかがえる。



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