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「スキニーデニム」
ぴったりスタイルが人気 
  東京朝刊 by 津川綾子
この秋、女性は脚線美が命。皮膚のように脚に吸い付くデニムパンツや、伸縮性がありタイツのように脚に沿うレギンスが爆発的に人気を集め、女性の脚もとをすらりと見せている。

「脚を細く長く見せてくれるのがスキニーのいいところ」とスタッフの伊藤としみさん=東京・丸の内の「LIFE Gold Lab」(撮影・津川綾子)

スキニーデニム
脚にぴったりと吸い付くタイトな「スキニーデニム」が売れている。インポート物を中心に30ブランド100種類のデニムを扱うセレクト(自主編集)ショップ「LIFE Gold Lab(ライフ ゴールド ラボ)」ではこの秋、デニム売り上げのほぼ8割をスキニーが占めている。

「昨年まではクラッシュ(ほつれ、穴あき)やラインストーンなど、加工が施され、主張が強いプレミアムデニムが人気だったが、ファッションのトレンドが“キレイめ”志向になり、今シーズンはデニムにもシンプルな美しさが求められている」と、「ライフ−」を扱うクロスカンパニーのプレスチーフ、越智典子さん(27)。

ロックスターに加え海外のトップモデルに愛用者が多いスキニーは、脚線がはっきり出てしまい、スタイルに自信がない場合、敷居が高い。が、「同じスキニーでも、『シチズンズ オブ ヒューマニティー』のデニムのように、腰やもも回りにゆとりのあるタイプも。若い女性だけでなく、主婦にも人気です」と越智さん。

着こなしの秘訣(ひけつ)は「おでん型」と呼ばれるシルエットだという。「袖ぐりや裾(そで)に幅のある台形型のジャケットやニットをあわせ、上半身にボリュームを持たせるといい」。ロングカーディガンや、ロングブーツなどを合わせて縦のラインを強調すれば、スマートに見せてくれるという。

レギンス大人気
ティーンを中心にカジュアルな重ね着アイテムとして重宝されてきたレギンス(スパッツ)も、今年は大人の女性に取り入れられることが増えた。タイツに似ているが、くるぶしから下はカットされていて、ない。履けば縦の線を強調し、すらっと見せることができる。

「エレガントとマスキュリン(かっちりと男っぽいスタイル)を融合させたのが今年らしいファッション」とシブヤ西武(東京)の婦人服飾二部の鶴田亮子係長。例えばフェミニンなワンピースにレギンスを合わせ、きりっと今年っぽさを加えるスパイスのように着こなせばいい。

同店の洋品小物売り場では、レギンスの売り上げが前年同期比の8倍と飛ぶように売れている。夏にはふくらはぎ中間あたりの7分丈、秋になるとくるぶしまでの10分丈、足首でくしゅくしゅと遊ばせる13分丈へと長丈が人気に。単価は2000〜3000円ほどだ。

「昨年買ったワンピースにレギンスを重ねるとぐっと今年らしさが出ます」と、iCBシブヤ西武店の棹山(さおやま)美穂子店長(30)。腰下−膝(ひざ)上間の短め丈のワンピースやスカートなどに組み合わせるのが若者流なら、膝小僧が隠れるかどうか、くらいのシンプルなワンピースにあわせてすっきりと、が大人流。「9分丈のレギンスで足首を強調し、ヒールを合わせても女性らしいですね」と棹山さんは話している。

スマートに見せても、もっと痩せなくちゃ
レッグセルローラー=東京・ソニープラザ銀座店(撮影・津川綾子)

「今年は脚線がポイントになるファッションがはやっているためか、秋に入っても脚やせグッズの売れ行きがすごい」とソニープラザ銀座店(東京)、化粧品担当の江原亜紀子さん(30)。同店では、ももやふくらはぎを挟み込み、80個の突起で足をマッサージするレッグセルローラー(1029円)のほか、脚やせクリームなどが人気だという。



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