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大学博士ら指摘「Fuwa」に改名
英語名は「友達ウソつく」!? 北京五輪マスコット 
  大阪夕刊 
【北京=福島香織】北京五輪組織委員会は、北京五輪マスコット「福娃(フーワー)」の国際名「Friendlies(フレンドリース)」を、原名の福娃の音をとった「Fuwa」に急遽(きゅうきょ)変更すると発表した。「Friendlies」という英単語は、そのまま読むと「lies」がウソをつくの意味から「友達がウソをつく」という意味に勘違いされかねないと指摘されたからだ。

当初、「Friendlies」と命名された北京五輪のマスコット

中国では表意文字の漢字を使うため、固有名詞の場合、国際的知名度を高めるために意訳した英語名を付けることがある。福娃には「幸福をもたらす子供」といったニュアンスがあるため、これを意訳し「友好的な」という英語形容詞を名詞化して「フレンドリーズ」と命名した。

昨年11月にこのマスコットキャラクターが発表されて以来、約300種以上のマスコット商品が販売され、その利潤は3億ドル(約350億円)と見込まれている。

しかし、蘭州大学資源環境学部の博士らが、この英語名を「おかしい」と指摘。ネット上で次々と「そのまま読むと、友達がウソをつくという意味になる」とか「友達がいない(Friendless)という音に聞こえる」など異論が続出。

「北京五輪組織委には英語がわかる人がいないのか?」「これで五輪のような国際イベントを開催できるのか」といった手厳しい批判も出て、北京市側もついに非を認めて改名せざるを得なくなった。



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