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「見通しが甘すぎる」と競合他社、批判
ソフトバンクへの申し込み殺到、契約手続き停止 
  東京朝刊 
携帯電話会社を変えても電話番号を引き継げる「番号ポータビリティー」(番号継続制度)が始まって最初の週末となった28日、ソフトバンクモバイルのコンピューターシステムにトラブルが生じ、契約に関する受け付け業務を全面的に停止した。ソフトバンクでは「処理能力を上回る申し込みが殺到したため」としている。同社では29日には復旧するとしているが、競合他社もこの影響を受けており、「見通しが甘すぎる」と批判している。

ソフトバンクによると、28日夕方に携帯電話の利用者の情報を管理するシステムにトラブルが発生。このため、番号ポータビリティーを利用して携帯会社を変更する手続きができなくなったほか、新規契約や機種変更などすべての受け付け業務について、午後6時までに打ち切った。

このソフトバンクのシステムトラブルを受け、同日午後4時半過ぎにはNTTドコモとKDDI(au)も、ソフトバンクへの転入やソフトバンクからの転出に関する受け付け業務の停止に追い込まれ、両社ともホームページに「おわび」を掲載した。

ソフトバンクでは「現行利用者の料金プランの変更や、転入・転出の申込件数が多く殺到した」(広報担当者)と強調しているが、携帯電話各社が力を入れていた番号ポータビリティー商戦の出はなをくじく格好となった。



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