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爆発物騒動で連邦当局
「M:i:3」広告でLAタイムズに損害賠償求める
2月2日(金) 速報
【ロサンゼルス=松尾理也】昨年公開された映画「ミッション・インポシブル3」の宣伝として、米紙ロサンゼルス・タイムズの街頭販売機に取り付けられた小型音楽プレーヤーが爆発物と間違われ、避難騒ぎなどが起きたことで、同紙が連邦当局から巨額の損害賠償訴訟を起こすとの通知を送りつけられたことがわかった。1日付の同紙が明らかにした。

米国では1月31日、ボストンで宣伝用機器が爆発物に間違われ、地下鉄などが封鎖される騒ぎがあったばかり。

タイムズ紙によると、問題となった機器は、販売機の扉を開けると映画のテーマソングが流れる仕組みで、赤いプラスチック製の小箱に電線がついている。昨年4月、映画の公開にあわせ同紙とパラマウント映画が共同でロサンゼルス一帯の4500カ所に設置した。

同紙は「史上初の“歌う販売機”だ」などと気楽に構えていたが、不審物としての通報が相次ぎ、警察が出動する事態になって、あわてて各方面に「危ない機器ではない」と連絡に追われるはめになった。

ある病院では90分にわたって全員が避難する騒ぎとなった。連邦検察当局は、この避難による損害を9万ドル以上と見積もった上で、「9・11(米中枢同時テロ)以後の社会情勢にあって、はなはだしく軽率」として、損害賠償訴訟を起こすとの通知をこのほど送りつけたという。

駅売店などで新聞が販売される日本と違って、米国での新聞即売は、街頭に設置された箱形の無人販売機が主役。有料紙のロサンゼルス・タイムズの場合、料金を投入すると解錠され、扉を開けて中の新聞を取り出す仕組みになっている。

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