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奈良県立図書情報館に9000点
河瀬監督、思い出の作品を図書館に寄贈
2月7日(木) 大阪夕刊
河瀬直美カンヌ国際映画祭で新人監督賞を日本人で初めて受けた奈良市出身の映画監督、河瀬直美さん(37)が、学生時代から制作した映画の脚本やフィルム、写真など約900点を、奈良市大安寺西の奈良県立図書情報館に寄贈する。同館によると「私の思いを伝えたい」と河瀬さんから申し出があったという。うち約80点が、14日から同館で展示される。

河瀬さんは平成9(1997)年、「萌の朱雀」で同賞を史上最年少で受賞した後、「火垂(ほたる)」「沙羅双樹」など、奈良を舞台にした作品を主に発表。今年夏には、奈良市田原地区を舞台に、認知症になった元編集者の男性と新人ヘルパーの女性との心の交流などを描いた「殯(もがり)の森」が公開予定となっている。

寄贈品の中には「萌の朱雀」の脚本の草稿や新人監督賞のトロフィー、学生時代に制作した16ミリ作品のフィルム、「殯の森」の撮影現場の写真、ポスターなどが含まれている。

同館では、14〜24日に「河瀬ワールド展」を企画。同館は「『殯の森』の公開を前に、河瀬さんが奈良で何を表現しようとしているのか知ってもらいたい」としている。同展は見学無料。月曜休館。問い合わせは同館(TEL0742・34・2111)。

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