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アラン・アーキンは予想外の初受賞
スコセッシ監督の夜 4部門を受賞
   by USA TODAY
【ロサンゼルス=USA TODAY(デニス・ムーア)】第79回アカデミー賞は6度目のノミネートで監督賞を初受賞したマーティン・スコセッシ監督のための夜となった。作品賞の「ディパーテッド」を含め、同監督は4部門を受賞した。

アカデミー賞助演男優賞を受賞し、レイチェル・ワイズからオスカー像を受け取るアラン・アーキン

スタンディングオベーションの中で監督賞のオスカーを受け取ったスコセッシ監督。開口一番、会場に向かって「封筒の中身をもう一度確認してもらえないか」と笑わせた。

主要部門では「クイーン」のヘレン・ミレン(主演女優賞)、「ザ・ラスト・キング・オブ・スコットランド」のフォレスト・ウィテカー(主演男優賞)、「ドリームガールズ」のジェニファー・ハドソン(助演女優賞)が前評判どおりの受賞となった。

最大の番狂わせは助演男優賞。「ドリームガールズ」のエディ・マーフィとみられていたが、「リトル・ミス・サンシャイン」のアラン・アーキンが受賞した。

アーキンは1960年代に「アメリカ上陸作戦」、「愛すれど心さびしく」でノミネートされており、今回は約40年ぶり3度目のノミネート。受賞スピーチでは72歳のベテランらしく、感謝したい人の名前を淡々と読み上げたが、家族の名前を挙げる際にやや言葉を詰まらせた。

式典はオスカー初司会を務めたエレン・デジェネレスのさえないジョークでスタート。後半でデジェネレスが客席に入り、「マイスペースにアップロードしたいから」とスティーブン・スピルバーグ監督にクリント・イーストウッドとのツーショット写真を撮らせた場面では大いに盛り上がった。

最後はウィル・フェレル、ジャック・ブラック、ジョン・C・ライリーのコメディー俳優3人組が「コメディアンはオスカーに縁がない」といった内容の歌を熱唱。3人は「近い将来、ドラマチックな作品に挑戦してヘレン・ミレンと一緒にここへ帰ってくるよ」と約束して閉幕した。

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