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洋画は「父親たちの星条旗」
キネマ旬報06年度ベスト10 邦画1位「フラガール」
1月10日(水) 東京朝刊 
映画専門誌「キネマ旬報」は9日、2006年度の映画ベスト10を発表した。80回目となる今回は、女性監督や若い世代の作り手が高い評価を得たのが特徴。邦画の1位は、炭鉱の町をハワイアンセンターで活性化させる実話を元にした「フラガール」(李相日監督)、洋画の1位は太平洋戦争の激戦地、硫黄島での死闘を題材にした「父親たちの星条旗」(クリント・イーストウッド監督)が選ばれた。


優れた監督や俳優を選ぶ個人賞では、「雪に願うこと」の根岸吉太郎監督が監督賞、「ゆれる」で監督・脚本を担当した西川美和さんが脚本賞を獲得した。主演男優賞は「明日の記憶」の渡辺謙さん、主演女優賞は「嫌われ松子の一生」などの中谷美紀さん。また、文化映画のベスト10では、高齢者福祉を実践してきた秋田県鷹巣町が町長交代や市町村合併などでどのような変化を遂げたかを追う社会派ドキュメンタリー「あの鷹巣町の その後」が1位となった。

キネマ旬報の関口裕子編集長(42)は「『フラガール』や『ゆれる』といった新しい感覚の邦画が、年配の批評家をはじめとする幅広い層に受け入れられた。個人賞では邦画界で確実に実績を重ねてきた人と、新しい才能がバランス良く評価された」と評している。 

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