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作品賞「バベル」「硫黄島からの手紙」
アカデミー賞ノミネート 助演女優賞に菊地凛子
1月24日(水) 東京朝刊 
【ロサンゼルス支局】米映画界最高峰、第79回アカデミー賞の各部門候補が23日早朝(日本時間同日深夜)、主催者の映画芸術科学アカデミーから発表され、群像劇「バベル」(アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)で聴覚障害の女子高校生を熱演した菊地凛子さんが助演女優賞にノミネートされた。日本人俳優がオスカー候補となるのは、2004年の「ラスト・サムライ」での渡辺謙さん以来、5人目。

女優の菊地凜子(撮影・瀧誠四郎)

「バベル」は、モロッコ、メキシコ、米国、日本を舞台に、1発の銃弾が引き起こすさまざまな波紋を描いた作品で、助演女優賞、作品賞など計7部門でノミネートされた。

また、第2次世界大戦末期の硫黄島での戦闘を日本側の視点から描いた「硫黄島からの手紙」(クリント・イーストウッド監督)が作品賞、監督賞、脚本賞にノミネートされた。

女性コーラスグループの成功物語を描いた「ドリームガールズ」は最多8部門のノミネートを受けたが、作品賞からは選に漏れた。

このほか、何度もノミネートされながらまだアカデミー賞受賞がないマーティン・スコセッシ監督が、警官とマフィアの対決を描いた「デパーティッド」で作品賞、監督賞などにノミネートされ、悲願の初受賞を狙う。

発表・授賞式は2月25日にハリウッドのコダックシアターで行われる。

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菊地凛子さんの話「大変光栄です。パリにいて、こんなニュースをいただけてすごくうれしいです。両親にすごくいいプレゼントになったと思います。(アカデミー賞発表の)当日、会場でみんなに会えるのが楽しみで、今からわくわくしています」(滞在先のパリから配給会社を通じて)

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