比率、邦画53・2%
邦画が元気です 21年ぶり興行収入で洋画上回る
1月31日(水) 東京朝刊
昨年国内で公開された邦画の興行収入は約1077億5000万円で過去最高を記録するとともに、洋画の約948億円を上回ったことが30日、日本映画製作者連盟(会長=松岡功・東宝会長)が発表した映画概況で明らかになった。全興行収入に占める邦画の比率が洋画を超えたのは昭和60年以来21年ぶり。
総興行収入は、前年比2・2%増の2025億5400万円で史上3番目。入場人員は同2・4%増の約1億6427万人。全公開本数は821本で邦画が417本、洋画が404本だった。
興行収入を比率でみると邦画が53・2%、洋画が46・8%。洋画が前年比18・5%減の下落なのに対し、邦画は31・8%増と大きく伸びた。
邦画で興行収入10億円以上を記録した作品は前年より2作増の28作品。1位はアニメ「ゲド戦記」の76億5000万円だった。一方、洋画の10億円超えは前年より17作品減の22作品という低迷ぶり。
松岡会長は「邦画の作り手が若返り、顧客に愛される映画が多く作られたことが最大の要因と思う。バブル感もあるが、ブームは2、3年続きそう」と話した。
昨年の邦画興行収入ベスト5
(1)ゲド戦記 76億5000万円
(2)LIMIT OF LOVE 海猿 71億円
(3)THE 有頂天ホテル 60億8000万円
(4)日本沈没 53億4000万円
(5)デスノート the Last name 52億円
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
2007(C)SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.