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映画「神童」で中学生ピアニスト役
クラシック雑誌の表紙に成海璃子
5月20日(日)   東京朝刊 
21日に発行される「モーストリー・クラシック」の表紙を、14歳の新進女優、成海璃子(なるみ・りこ)が飾っている。現在公開中の映画「神童」で、中学生の天才ピアニスト“うた”役を演じたことから、同誌に登場することになった。

女優、成海璃子
女優、成海璃子

成海は、一昨年、日本テレビ系列で放映されたドラマ「瑠璃(るり)の島」で、強い存在感で主役を演じきったことで注目を集めた。「神童」は初主演映画。亡き父への思慕、才能ゆえの苦悩、そういったすべてを受け入れてピアノに向かう主人公。ふとしたきっかけで出会った音大志望の浪人生“ワオ”との触れ合いの中で、不安定に揺れ動いていた彼女の気持ちはやがて光を見いだす。クールな表情の裏に渦巻く感情を抱きこんだこの役を、自然に演じている。

「心がけているのは、自然でいること。考えすぎるとお芝居に嘘(うそ)が出てしまいますし、固めすぎてしまうと、新鮮な感情が出ません。『神童』だったら“うた”としてそこにいて、“うた”としての感情が出てくるようにしたいんです」

作品中に何度も出てくる演奏シーンでは、体や指の動きが音楽と完全にシンクロしている。「以前ピアノを習っていたので、ある程度は弾けたんですが、やめてからしばらくたっていたので、撮影まで2カ月くらいは練習していました。指を映さないのも不自然ですし、何より、“うた”を演じるなら全部やりたいな、と思いました」と妥協がない。

好きな言葉は「努力に勝る天才なし」。「自分の現状とか芝居に満足したことは一度もありません。満足していたら成長しないし。だからもっと難しいものに挑戦したい」と力強く語る。

21日発行の「モーストリー・クラシック」7月号ではウィーン少年合唱団と、団員のシマダ・カイ君の詳細なリポートを掲載しています。表紙は女優の成海璃子です。

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