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「象の背中」完成試写会 
役所広司「命の限り生きて」
    東京朝刊
余命半年をテーマに、現代人に「どう生きるべきか」を問う映画「象の背中」(井坂聡監督)の完成披露試写会が27日午後7時45分から、東京・有楽町の丸の内ピカデリー1で開かれ、約900人が鑑賞した。10月27日から同劇場などで全国公開される。


試写会場には舞台あいさつのため、主人公を演じた役所広司さん、役所さんの妻役の今井美樹さん、長男役の塩谷瞬さん、長女役の南沢奈央さんの“家族4人”が勢ぞろい。原作者の秋元康さんも駆けつけた。

役所さんは「この作品を見て、病気の人も、健康な人も、命には限りがあり、その限りある時間の中で悔いのない人生を生きようと思ってくれたらうれしいです」と話した。映画出演が20年ぶりの今井さんは「久しぶりに大きなスクリーンに映る自分を見て、今も不思議な気持ちですが、この作品と出合えてよかった。切ないが温かい作品です」と笑みを浮かべながらあいさつした。

原作は産経新聞朝刊に連載された秋元さんの同名長編小説。映画化に合わせ、コミック雑誌14社による漫画化や、韓国での翻訳本の出版、映画化が決まるなど国内外で話題を広げている。

「小説で書ききれなかった部分を、役所さん、今井さんはじめ俳優陣の素晴らしい表情や演技で表現してくれました」と秋元さんは感慨深げに話していた。

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