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女性を魅了
ショーケースから“できたて”を“コンビニ進化形”
  東京朝刊 
「切り干し大根にポテトサラダ。メーンには焼き魚を入れて」−。透明の商品ケースに並ぶ総菜を品定めした買い物客が弁当を注文する。約1分後、店員から手渡された弁当には、食欲をそそるできたての3種の料理が盛りつけられている。

店舗で調理し、惣菜を販売するコンビニエンスストア=横浜市のスリーエフ神奈川県庁前店
店舗で調理し、惣菜を販売するコンビニエンスストア=横浜市のスリーエフ神奈川県庁前店

弁当屋を思わせるこの風景は、コンビニエンスストアのスリーエフ神奈川県庁前店(横浜市)。レジ横に併設された弁当カウンターは、昼食時にはオフィス街の客でにぎわう。

常時、陳列している総菜は約15種類あり、店舗一角の簡易調理場で作っている。弁当の値段は473円。ご飯には玄米や五穀米も選べ、健康志向もアピールする。

スリーエフでは3年前に店内調理のできたて弁当を始め、現在は5店が調理施設を持つ。「コンビニ弁当は味気ない」。そんなイメージに挑む実験的な取り組みだが、「女性客が目にみえて増えてきた」(同店の樋口伝哉店長)という。

若い男性客が中心だったコンビニは今「できたて感」を武器に、味にこだわる女性客への切り込みを狙っている。



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