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伊研究チーム論文
うれしいとき、犬のしっぽ右に 
4月28日(土)  東京朝刊 
犬はうれしいとき、右へしっぽを大きく振る−。イタリアの研究者はこのほど発表した論文で、こんな実験結果を明らかにした。飼い犬とのコミュニケーションに悩む愛犬家には朗報となるかもしれない。

インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙によると、論文をまとめたのは、伊トリエステ大学のジョルジョ・バッロールティガラ氏ら3人の研究チーム。内部にカメラを設置したかごに犬を入れ、飼い主、他人、猫、見知らぬ犬と対面させてその反応を調べた。

実験では、飼い主を見たとき、犬は元気いっぱいにしっぽを右に振り、攻撃的な見知らぬ犬の場合には、しっぽを左に振るとの結果が出た。他人や猫の場合も右にしっぽを振ったが、振り方が飼い主のときよりも小さかったという。

人間の場合、体の右側をコントロールする左脳が愛情など前向きな感情に関連し、逆に左側の動きにかかわる右脳が恐れといった悪い感情に対応するとされる。今回の実験では、犬も、右側の筋肉が好ましい感情に、左側が悪い感情に反応することを示唆する結果が出た。ただ、左右の脳と体の反応をめぐっては異論もあり、ペットの感情を本当に理解するにはまだまだ研究が必要なようだ。(ジュネーブ 時事)



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