平和マネキン、アニメ顔のマネキン
「拓哉、13歳、嫌いなもの勉強」子供服売り場で活躍中
4月29日(日)
東京朝刊
星の宿ったパッチリ瞳は、まるでアニメの登場人物−。子供服売り場に、アニメのキャラクターを思わせる顔立ちのマネキン人形の進出が目立っている。
 |
子供服売り場のアニメ顔のマネキン(撮影・山田俊介) |
アニメ顔のマネキンが登場しはじめたのは5年ほど前。マネキン大手の平和マネキン(本部・東京)がアニメ顔のマネキンシリーズ「きゃらもあ2」の生産を開始、他のメーカーも類似商品で追随し、スーパーや専門店の子供服売り場に広がった。
平和では、社内デザイナーが流行をふまえて独自にデザイン。5歳、8歳、13歳の子供6種類をそろえ、「拓哉、13歳、嫌いなもの勉強」「麻衣、13歳、好きなものチョコレート、嫌いなものはクモ」など性格付けまで設定する力の入れようだ。
マネキンは、「あまりにリアルだと不気味がられるので、バランスが難しい」(平和マネキン幹部)というが、「きゃらもあ2」シリーズの引き合いは好調だ。市場が横ばいで推移する中、昨年度は前年比15%増と急拡大。今では子供服用マネキンのうち35%が「きゃらもあ2」シリーズといい、その勢いに手応えを感じている。
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.