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「よろずや平四郎活人剣」
テレ東時代劇 女忍者から青年剣士へ
  東京朝刊 by 安藤明子
女忍者から青年剣士へ−。テレビ東京系の藤沢周平時代劇「よろずや平四郎活人剣」(金曜後8・0)は同局が昨秋、ゴールデンタイムで久々に復活させた連ドラ枠の第2弾。オリジナルの「逃亡者おりん」に続く時代劇で同枠の認知度アップを図る。

新人女優の青山倫子を主演に抜擢(ばってき)し、通常の連ドラの倍のツークール(6カ月)をかけて連ドラ枠復活をアピールした「おりん」は平均視聴率8・4%、最高10・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と健闘。時代劇の主ターゲットである50〜70代男性から続編希望の声が多く寄せられた。

だが、「20時台のドラマはやはり女性客を取り込まないと視聴率が上がらない」と佐々木彰・ドラマ室長。そこで山田洋次監督による映画三部作(『武士の一分』ほか)のヒットで女性の間でも注目されている藤沢作品のドラマ化権を、局として27年ぶりに獲得した。

さわやかなルックスで女性に人気の中村俊介を主演に起用し、「平均視聴率2ケタを目指したい」という。

藤沢作品の中でも特に人情色の濃い「よろずや−」。旗本の四男坊、平四郎が家を出奔。得意の剣と達者な口を武器によろずもめ事仲裁業を開く…という物語。7年ぶりに時代劇に出演している中村は「現代劇ではできないことがやれる時代劇は大好き。爽快(そうかい)感が残る仕上がりになっている」とPRに力が入る。

同枠では現代劇も取り上げる方針だが、すでに7月期の第3弾も時代劇に決定。女性視聴者をどこまで掘り起こせるか。



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