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22歳、骨太の演技力で高く評価
「セクシーボイスアンドロボ」松山ケンイチに聞く
  東京朝刊 by 松本明子
マツケンブームらしい。といってもマツケンサンバの松平健ではない。松山ケンイチである。2年前には映画「男たちの大和/YAMATO」の年少兵役、昨年は映画「デスノート」のL役で注目を集めた。公開中の「蒼き狼」「神童」のあとも、「ドルフィンブルー」(7月7日公開)「椿三十郎」(12月公開)などの映画が続く。22歳と若手ながら、骨太の演技力で高く評価されている。

松山ケンイチ
松山ケンイチ

ロボットオタクを演じるこの作品でも「意外性」をいかんなく発揮する。ロボ(松山)と14歳の少女、ニコ(大後寿々花)がさまざまな怪事件を次々と解決していくスパイ活劇。テレビドラマ初主演作だ。

「1つのものを極める、突き進んでいくというのが僕のオタクの定義。質が高いんです。完璧(かんぺき)主義者もオタクのカテゴリーに入ります。みんな、子供のころに夢中になっていたものが、大人になったらなくなる。でも、ロボはずっとそのまま」

こだわりの男なのだ。「マックスパ〜ンチ!」などと叫び、必殺技を持っている。コミカルな動きが目立ち、笑いを取るシーンが多い。コメディーセンスもある、と見た。

「そういえば、小学2、3年生くらいまで毛布の端っこを触るのが好きでしたねえ。まわりからは変だといわれても、ずっと触ってた」

ニコリともしないで、自身のオタクぶりのエピソードを話す。周囲は爆笑なのに、本人は固まったままだから、なお面白い。共演のベテラン女優、浅丘ルリ子が大物ぶりを証明する。

「礼儀正しくて、とてもすてきな青年。普段は(出身地・青森の)津軽弁が出たりするんですけど、いざカメラの前に立つと本当におかしな、変な芝居をする人なんですよ。将来が楽しみだわ」



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