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「四十七人の刺客」など
時代劇作家、池宮彰一郎氏 死去
  大阪夕刊
「四十七人の刺客」などの時代小説で知られる作家の池宮彰一郎(いけみや・しょういちろう=本名・池上金男=いけがみ・かねお)さんが、6日午後8時26分、肺がんのため東京都杉並区の自宅で死去した。83歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで行い、後日お別れの会を開く予定。喪主は妻、池上よし(いけがみ・よし)さん。

静岡県で育ち、県立沼津商業卒。昭和15年に満州に渡り、18年に現地召集で陸軍に入隊。南方戦線を経て、21年に復員した。24年に新東宝シナリオ研究生となり、大映をはじめ邦画大手6社で映画脚本を手がけた。代表作に映画「十三人の刺客」「雲霧仁左衛門」、テレビ「必殺仕掛人」「大岡越前」など。

平成4年に初めて書いた「四十七人の刺客」で新田次郎文学賞を受賞。「高杉晋作」「風塵」「千里の馬」「その日の吉良上野介」「けだもの」などの歴史・時代小説を発表。

14年、著書「遁(に)げろ家康」(朝日新聞社刊)が司馬遼太郎氏の「覇王の家」(新潮社刊)に、また翌15年には「島津奔(はし)る」(新潮社刊、柴田錬三郎賞)が司馬氏の「関ヶ原」(同)と多くの類似個所があるとして、絶版・回収の措置がとられた。



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