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デビュー2年にして連ドラ初主演
土曜ドラマ「ライアーゲーム」女優、戸田恵梨香に聞く
  東京朝刊 by 安藤明子
−−突然1億円が送られてきたらどうする?

「警察に行くとか、ずっとSOSを出していると思います」

−−全額使っていいといわれたら?

「家を買いたいけど、18歳で家は早すぎるから、まず引っ越しをして車を買って、旅行にも行きたいし」

女優の戸田恵梨香

というのが、戸田自身の率直な気持ち。だが、物語の主人公、神崎直は配達された小包の中身が1億円とは知らずに受け取り、その時点で多額の現金を奪い合う謎のゲームに強制的に参加させられてしまう。バカ正直な彼女は1回戦にして絶望のふちに立たされ、天才詐欺師(松田翔太)に助けを求める。

ゲームの参加者は「みんなウソで丸め込むだましあいの連続」。そのハラハラドキドキ感が話題を呼ぶ。デビュー2年にして連ドラ初主演となった戸田は「主演が決まったときは緊張よりワクワク感の方が強かった。でも芝居が進むに連れて、共演者からいい刺激をもらうことで逆に緊張感が増してきました」。

口では緊張といいつつも終始、冷静な受け答えが印象的だ。

「人間、生きていく上で常に正直であってほしいとは思うけど、実社会に出たら正直すぎるだけでもダメだと思う。このドラマは、ゲーム展開もおもしろいけれど、人間として大事なことを教えてくれる作品。人間の本能がむき出しになる中で、『バカ正直じゃいけませんか』という直の純粋な心に、見る人は勇気づけられると思います」

小学時代からモデル活動をはじめ、中学卒業後、女優を目指して上京。CM、映画、ドラマ出演…で認知度が急上昇しているが、「まだ何も知らない自分に焦りを感じることも。このドラマは自分を見つめ直すチャンスでもあると思ってます」。賢い子だ。



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