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1日に10万アクセス
悪趣味? 米で私生活24時間ネット放送が人気
  東京朝刊 
【ロサンゼルス=松尾理也】頭に小型携帯カメラをくくりつけ、24時間休みなく自分の私生活をネットに流す男性が、米国で人気を集めている。

「死ぬまでカメラ離さない」

男性は5万ドルの出資を受け、ビジネスとして立ち上げたという。「悪趣味」「企画倒れ」との批判をよそに、サイトは1日に10万アクセスを集めるまでに成長。この男性は「死ぬまでカメラを離さない」と豪語している。

サイトを立ち上げたのはサンフランシスコ在住のジャスティン・カンさん(23)。以前、ネット上のカレンダーサービスを立ち上げたこともある起業家だが、その会社はあえなく失敗。その後、新たにベンチャーキャピタルから5万ドルを引き出し、自分の生活のすべてをネットで公開する「ジャスティンTV」という会社を設立。最高経営責任者(CEO)兼カメラマンとしてサービスを開始した。

「なぜ日常を垂れ流すだけで人気が出るのかわからない」という意見も少なからずあるにもかかわらず、今年3月の立ち上げ以降、急激に人気を集めた。

出資したポール・グラハム氏は米紙サンフランシスコ・クロニクルに対し、「ジャスティンTVはこれまで私が出資した新興企業の中でももっとも有望なビジネスモデルの一つだ」と述べたうえで、「究極の目標は、どんどん普通の人々にカメラを持たせ、それぞれをチャンネルとして放送することだ。視聴者は、その中から興味のあるチャンネルを選べるようになる。そうすれば、従来のテレビなど誰も見なくなるだろう」と、壮大な計画をぶち挙げている。



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