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大阪公演 娼婦のルーシー役
ミュージカル「ジキル&ハイド」香寿たつき初出演
  大阪夕刊 by 平松澄子
鹿賀丈史が最後の熱演を見せているミュージカル「ジキル&ハイド/2007ファイナル」の大阪公演に、娼婦のルーシー役で香寿たつきが初出演。「今、この役に出合えて、鹿賀さんと共演できるのは、すごく光栄です」と張り切っている。

「鹿賀さんのファイナルステージに参加できて幸せ」という香寿たつき

二重人格を描いた有名な小説が原作の「ジキル&ハイド」は、アメリカの作曲家フランク・ワイルドホーンにより1990年にミュージカル化され、97年にブロードウェーに進出。同年のトニー賞で最優秀ミュージカル主演男優賞など4部門を受賞した。

日本では鹿賀主演で2001年に初演され、03年、05年と再演を重ねて、今回が4度目。05年の公演では高潔な医師であり科学者のジキルと悪魔の無頼漢のハイドを演じ分けた鹿賀と、ルーシー役のマルシアが菊田一夫演劇賞に輝いている。

「マルシアさんのすばらしい舞台は見ました。そのときはまさか、私がルーシーをやるなんて思いもしませんでしたが、お話をいただいてすぐに、参加させていただきますって答えたんです。私はマルシアさんとは全くタイプが違うし、とくに意識はしません。心の清らかさとある意味の品格を持った、私なりのルーシーの生きざまを演じたいと思います」と香寿。

宝塚歌劇団を03年に退団後、本格的なブロードウェー・ミュージカルに出演するのは初めてになる。「この作品の魅力は楽曲がすばらしいこと。ただ、歌うのはすっごく難しいんです。また、登場人物の全員が個性豊かで厚みがありますね。私は途中からカンパニーに参加する不安はありますが、鹿賀さんの大きさ、うまさを間近で体験させていただけるので、思いっきりぶつかって、いっぱい勉強させていただきたい」と楽しみにしている。ダイナミックなルーシーが期待できそうだ。

ほかに鈴木蘭々、浜畑賢吉、戸井勝海らが出演する。演出は山田和也。大阪公演は梅田芸術劇場メインホールで11〜13日に計4公演。問い合わせは同劇場(電)06・6377・3800。  



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