「不透明」解消…各社プラン一目でズバリ
葬儀のお値段、ネットで比較
東京朝刊
費用など葬儀社に関する検索サイト「葬儀本」が人気を呼んでいる。従来、不透明といわれてきた葬儀費用だが、サイトでは葬儀社ごとのプランや見積額が一目で分かるほか、葬儀についての質問もできる。関西版に続いて首都圏版も登場。運営者は「葬儀は内容や費用の実体が分からないケースが多かった。正確な情報を提供したい」と意気込む。
「葬儀本」は関西圏の葬儀社を紹介していたが、要望が相次いだため2月末に首都圏版を開設。首都圏版だけでもアクセス数は月に7万件を超え、登録している葬儀社も40社近くにのぼる人気サイトになった。
人気の理由は従来、比較がしづらかった葬儀社ごとのプランや費用が明確に分かることだ。
地域を指定すると葬儀社の検索ができるほか、プランや価格の目安が提示されるので比較できる。専門家によるQ&Aコーナーも人気で、これまでに「お布施はどのくらい」「遺影の写真がないのだが」などの質問が寄せられた。
今月中にはサイトをリニューアルする予定で、地域のほか「価格が自慢」などの特色からも葬儀社が検索できるようになる。葬儀社を選択し、人数や規模などをチェックすると見積額が示される。費用や形式など顧客の要望に対し、葬儀社がどのように対応したかも分かるようになるという。
葬儀の見積額はサイトを運営する「ユニクエスト・オンライン」(大阪市)が算定。リニューアル後は葬儀社ごとのページを印刷して持参すると、葬儀費用が割引されるなどの特典も加わる予定だ。
「ユニクエスト・オンライン」の田中智也代表取締役は「葬儀は不透明なところが多い。正確な情報をオープンにすることは顧客のメリットにつながる」と話す。サイトには同社が安心して紹介できる葬儀社だけを掲載しているといい、「半年後には首都圏版に150社の葬儀社を載せたい」と話している。
「葬儀本」のアドレスは、
http://sougi-bon.com/
産経Webは、産経新聞社から記事などのコンテンツ使用許諾を受けた(株)産経デジタルが運営しています。
すべての著作権は、産経新聞社に帰属します。(産業経済新聞社・産経・サンケイ)
Copyright(C)2007 SANKEI DIGITAL INC. All rights reserved.